12月3日(土)、大阪府障害者福祉事業団主催の障がい福祉セミナー『発達障がいの理解と これからの発達障がい支援』に参加してきました。

基調講演をされた、国立障害者リハビリテーションセンター病院の病院長をされておられる西牧謙吾先生のお話は、とても勉強になりました。

国立障害者リハビリテーションセンターは、日本における障害者のリハビリテーションの中核機関になり、その中に、全国都道府県に設置されている、発達障害者支援センターの中核機関になるセンターがあります。国の施策や、国内の関係機関との情報ネットワーク、国内外の発達障害に関する情報を収集し、関係者などに必要とする正確な情報を提供して下さっています。

発達障害情報・支援センター
http://www.rehab.go.jp/ddis/
(スマートフォンからは少し見づらいのでPCからのアクセスをお勧めします)


西牧先生は、発達障害の診療セクションをつくるために、ご尽力されておられるそうです。私が驚いたのは、発達障害者の評価のための入院を実施され、評価表を地域に返しておられるといった事でした。評価がなされずに、場当たり的な支援があちこちで行われている日本の現状に、非常に画期的なことをされておられると感じました。

しかし、ニーズに全く追いつかないと、おっしゃられていました。中核センターとして何らかの形で、地域の発達障害者支援センターに直接支援を、また地域の自立支援協議会に対して後方支援をしていくことを考えているとの事でした。是非、私も関わらせていただいている、東大阪市の協議会への後方支援をお願いしたいと強く思いました。

また、発達障害の概念は、知的障害をふくめた発達にまつわる障害すべてを含む考えに変わってきたとの事でした。ADHDの多くはASD(自閉症スペクトラム)の特徴を持っており、環境によって症状が出る場合が多いことなどから、ASDやADHDと分けて考えるのではなく、ASDを中核におきながら、合併している周辺障害をどう考えるのか、また、診断には、予後まで伝えることができるか(優先すべき療育の選択、予防的な対応、二次障害のリスクなど)が重要であるとおっしゃってました。支援者も、自分の支援が間違っていないか、刻々と変化するケアモデルを医療に尋ねることも大切とおっしゃられ、私を含め当法人も肝に銘じないとと思いました。

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